なぜ、暖かい九州にある長崎でたくさん作られているのでしょうか?


じゃがいもは、約400年前の慶長年間(1600年前後)にインドネシアのジャカルタから長崎に入ったと言われています。名前も「ジャガタラ」に由来しているようです。

 その後、さつまいもが暖地に広まったのとは対照的に、じゃがいもは寒高冷地に普及していきましたが、やはり長崎は、じゃがいも伝来の地なのです。

 じゃがいもは元来、冷涼な気候を好み、15〜21℃程度が生育適温ですので、北海道が主産地ですが、西南暖地では、年に2回の(春作、秋作)栽培が可能です。

 特に、じゃがいもは貯蔵中に芽が出ますので、いつまでも保存がききません。ですから、端境期の5〜6月には長崎県産のじゃがいもが必要になるのです。

 このように長崎では、作型の分化もあってほぼ一年中掘りたての新じゃがを供給しています。特に、5〜6月の出荷量は全国1位で、北海道の市場へも出荷されています。暖地二期作向け主要品種の特性については、 『じゃがいもMiNi白書』の「暖地向け品種の特徴」及び「じゃがいも品種詳説」をご覧ください。