Q  遺伝子組み換えじゃがいもは国内で栽培されているのでしょうか?また、輸入されていないのでしょうか?


 国内で栽培されている品種のうち、栽培面積の多い男爵薯やメークインは1世紀も前に海外から導入された品種ですし、その後、現在までに農林水産省の試験研究機関や指定試験地で育成され、普及している命名登録された品種は、遺伝子組換えの手法は使われていません。

 遺伝子組換え作物を野外で栽培し、さらに食品や飼料として用いていくためには、野外での栽培や一般への流通に先だって、一つ一つの遺伝子組換えを行った品種ごとに、政府が、環境への安全性、食品としての安全性、飼料としての安全性を確認する制度が設けられていますが、平成12年12月現在で、国内栽培にあたって必要である環境への安全性が確認されたじゃがいも品種はありません。

 具体的には、

  1. 環境安全性については、 農林水産省が定めた「農林水産分野等における組換え体の利用のための指針」に従って、
  2. 食品安全性については、2000年5月1日から食品衛生法に基づき厚生省が定めた「食品、添加物等の規格基準」に従って(2001年4月1日からは、食品衛生法に基づく安全審査を受けていないものの販売や輸入が禁止されます。)
  3. 飼料安全性については農林水産省が定めた「組換え体利用飼料の安全性評価指針」に従って、開発者が自ら安全性評価を行い、政府が、専門家による審査を経た上で安全性を確認しています。

 しかし、アメリカでは遺伝子組換えばれいしょが育成され、1996〜1997年に厚生省(当時)の食品としての安全性評価を終えており、冷凍加工品等輸入品については、遺伝子組換え品種が原料として使用されている可能性があります。

 遺伝子組換え食品の表示については、食品中に組み換えられたDNA又はこれによって生じたタンパク質が存在するものについて、JAS法に基づく品質表示として2001年4月1日以後に製造、加工又は輸入される食品に適用されています。じゃがいもの加工食品の場合には、食品中に組み換えられたDNA及びこれによって生じたタンパク質が残存しないことから義務表示の対象となっていません。

 


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