さつまいもを食べるとなぜ「おなら」がでるのですか?


 一般にでん粉質や繊維質食品を食べるとガスが出やすいといわれています。この原因は次のように考えられます。

  1. でん粉は唾液やすい液のでん粉消化酵素(α-アミラ−ゼ)で最終的には麦芽糖(ブドウ糖が2つつながったもの)に分解され、 さらにすい液や腸液の麦芽糖分解酵素によってブドウ糖に分解されて吸収されます。

  2. しかし、食品の種類や調理の方法によっては、でん粉が完全に分解されず、でん粉の消化残渣が残ります。そして、消化酵素で分解され難い細胞でん粉(細胞壁が壊れないまま、中にでん粉が閉じ込めれている)や食物繊維とともに大腸まで送り込まれます。

  3. サツマイモは細胞壁が破れにくく、食物繊維も多いことなどから、大腸に送り込まれる消化残渣が多く、 腸内細菌の栄養源となって多量の腸内ガス(メタン、炭酸ガス、水素など)が発生するものと考えれます。なお、サツマイモに含まれるヤラピンも腸の蠕動(ぜんどう)を促す作用があるとされていますので、この成分による影響の可能性もあります。

     いずれにしても、さつまいもを食べたあとに出る「おなら」は、大腸の働きが活発なことを示す健康的な「ガス」といえるのではないでしょうか。