2) さつまいもの形態的特性

茎は地上をはう性質(ほふく性)があり、長いものは5メートル以上伸びるが、節間が短くて地上をはわない直立型(そう性)のものもある。茎には不定根が各節に発生してくる。

 

葉は単葉で形は丸形、心臓形、西洋の盾状など多様である。切れ刻みの深さや葉の大きさも変化に富み、最大幅は7cm〜15cm、葉柄は7〜30cmの幅がある。

根は不定根で、塊根や茎、葉柄基部から発生し、節から発生した根は、あるものは塊根として肥大するが多くは少し肥大するだけのごぼう根(梗根) や全く肥大しない細根となる。

熱帯、亜熱帯ではよく開花して結実するが、我が国では秋口に開花することはあるが寒さや、霜によって結実しない。

形態はアサガオと良く似ており、硬実のため播種する際には傷をつけるか濃硫酸で処理しないと発芽しない。処理後、約1昼夜水漬すると、30℃前後の温床内で、播種後約3週間で3〜4枚の心臓形の本葉がでてくる。