群馬8号

 昭和11年には、群馬県では780haの作付面積があり、「男爵薯」に次いで作付面積の32%を占めていました。

川上幸治郎.“馬鈴薯の栽培及利用”.大日本農会.(1939)
 群馬県農事試験場で男爵薯から栄養系分離を行つたものである。男爵種よりも薯の形が稍々扁円であり目も浅く粒揃ひが佳良である。

川上幸治郎.“馬鈴薯通論”.養賢堂.(1948)
 群馬県農事試験場で男爵より分離したものである。男爵とほぼ同じであるが,薯がやゝ平たく目浅く粒揃いがよい。

 57ページ 第21表 品種の特長 では

ヴァイラス耐病性:弱
収量(反貫):550
デンプン含量(%):15
薯形:球
薯色:黄白
肉質:中
目の深浅:深
熟期:早
花色:淡赤紫
用途:常食用,副食用
摘要:早熟栽培用,水田裏作用


文献及び関連Web

川上幸治郎.“馬鈴薯の栽培及利用”.大日本農会.(1939)
川上幸治郎.“馬鈴薯通論”.養賢堂.(1948)





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