明治10年導入品種

北海道開拓使のお雇い外国人ルイス・ベーマー（Louis Boehmer, 1843-1896）が、1878年に開拓使大書記官堀基に宛てた書簡に綴られていた品種。1877年、札幌官園がアメリカから入手した品種について

早生ローズ　ポテト

　原品種名：Early Rose
　「アーリーローズ」を参照

晩生ローズ　ポテト

　原品種名：Late Rose

ホワイト　ピーチブロウ　ポテト

　原品種名：Peach Blow ( AKA White Peach Blow )

北海道農事試験場報告．1(1903.3) より

ピイアレス　ポテト

　原品種名：Peerless

北海道農事試験場報告．1(1903.3) より

　「Garnet Chili」の実生から1862年に育成された。(POTATO VARIETY INVENTORY)

スノー　フレイク　ポテト

　原品種名：Snow Flake
　「スノーフレーキ」、「雪片」を参照

コンプトン　サプライズ　ポテト

　原品種名：Compton's Surprise

特別早生バーモントポテト

　原品種名：Vermont Extra Early

明治10年(1877)に札幌官園がアメリカより入手した36品種のうち、明治11年(1878)にルイスバーマが開拓使大書記官堀基に宛てた書簡に記載されている品種。
　早生ローズ・ポテト、早生多収種の代表品種に御座候。
　晩生ローズ・ポテト、晩生種中最良のものに候。
　ピイアレス・ポテト、一般栽培用として好適種。
　ホワイト・ピーチブロー・ポテト、晩生、紐育市場にての代表的品種。
　スノー・フレイク・ポテト、早生種のひとつ、粉状性なると良風味とで随一のもの。
　コンプトン・サプライズ・ポテト、粒形の大なる事、品質のよき事、多収穫なる事で著名。芋皮藍色を帯び果肉白色。
　特別早生・バーモント・ポテト、外見早生ローズポテトに同じ、然れどもいっそう強健にして多収穫。