ジョイホワイト(農林46号)


(1)来歴
 いもの形状が良く高でん粉・多収でネコブ・ネグサレセンチュウ抵抗性の「九州76号」と、極高でん粉でネコブ・ネグサレセンチュウ抵抗性の「九州89号」の組合せにより九州農業試験場で育成されたもので、平成6年に命名登録された。品種名はマイルドな味が楽しめ、さわやかに酔うことができる焼酎原料用品種であることを表す。

(2)形態的特性
 いもの形状は紡錘形で、外観や揃いはよく、条溝は微、皮脈・裂開はない。皮色は頭尾部にわずかに赤を帯びた白、肉色は白である。

(3)生態的特性
 萌芽性は中程度である。育成地における上いも重は早掘、標準栽培のいずれにおいてもコガネセンガンより20%ほど低いが、醸造適性に優れ、フルーティな芳香を放ち、淡麗にして飲みやすい焼酎ができる。

(4)病害虫抵抗性
 黒斑病に対する抵抗性は中程度でコガネセンガンより強い。ネコブセンチユウに対する抵抗性はやや強〜強、ネグサレセンチュウには強い。貯蔵性はコガネセンガンより優る。

(5)栽培上の注意

(6)用途
 焼酎原料用品種。