四十日


(1)来歴
 古い型の品種で、来歴は明らかでない。近畿地方で早くから栽培され、早生四十日、早生赤、赤四十日などと呼ばれた。千葉県ででんぷん工場が始まった明治の末頃に、この品種が主な原料イモであった記録がある。

(2)形態的特性
 皮色は淡紅、肉色は灰白で粘質、でんぶん含量はやや低く、食味は中程度である。

(3)生態的特性
 育苗は容易で多収、環境適応性が大きい。立四十目はこの品種からの芽条変異系統である。

(4)病害虫抵抗性
 かって千葉市周辺の畑地帯は、自家食用以外はでんぷん原料用としてこの品種におきかえられたが、コクハン病の蔓延により、種イモの保存が困難になり沖縄100号にかわった。

(5)栽培上の注意
 

(6)用途