花魁(おいらん)


(1)来歴
 明治初年に九州地方から関東・東海地方に伝えられたという。茨城・静岡両県の飯郷種は性状から花魁と同一品種とみられる。白飯郷はこの品種の芽条変異系統である。

(2)形態的特性
 イモは長紡錘形で皮色は褐色を帯びた紫紅色である。肉色は自で中心部が紫色を帯びており、粘質である。

(3)生態的特性
 萌芽性よく、地上部はやや繁茂する。温暖な海岸地帯の乾燥畑や痩せ地よりも、内陸の地温較差の大きい火山灰地帯に適応する。晩植適応性、耐肥性は中程度。

(4)病害虫抵抗性
 

(5)栽培上の注意
 

(6)用途
 食用品種。