シロセンガン(農林13号)


(1)来歴
 農林省関東東山農業試験場千葉試験地で育成されたもので、昭和27年に命名登録された。

(2)形態的特性
 イモは紡錘形で大イモになりやすい。皮色は自黄色、粘質で食味は劣り、でんぷん歩留りも低いが多収である。

(3)生態的特性
 萌芽・伸長はよく、萌芽数も多い。晩植適応性や耐肥性も大きく、少肥でも減収度が小さく、適応範囲の広い、作りやすい品種である。

(4)病害虫抵抗性
 コクハン病には強いが、ネコブセンチュウには弱い。冷害にもわりあい強く、貯蔵性が高い。

(5)栽培上の注意

(6)用途
 家畜の嗜好性がよく、飼料用に適する。また蒸し切干し(乾燥イモ)の原料用としても用いられている。