ベニセンガン(農林19号)


(1)来歴
 農林省九州農業試験場鹿児島試験地で育成されたもので、昭和37年に命名登録された。

(2)形態的特性
 イモは下膨短紡錘形、皮色は紫紅、肉色は淡黄で朱斑がある。でんぷん歩留りは中程度である。

(3)生態的特性
 萌芽・伸長ともによい。西日本温暖地に広く適し、痩せ地にも栽培可能で、晩植適応性も大きい。

(4)病害虫抵抗性
 コクハン病には弱いがネコブセンチュウには強く、ネグサレセンチュウにもやや強い。

(5)栽培上の注意
 早植え・早掘りには不適である。

(6)用途
 多収の飼料用品種。