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(1)来歴
高でん粉で病害虫抵抗性を有する「CS69136-2」と多収でやや高でん粉の「タマユタカ」の組合せにより農業研究センターで育成されたもので、昭和61年に命名登録された。
「白薩摩」、「Shirosatsuma」
(2)形態的特性
いもは紡錘形から短紡錘形で形状は整っており、条溝や皮脈は無い。皮色は黄白で肉色は淡黄白である。
(3)生態的特性
萌芽性はきわめて良く育苗は容易である。鹿児島県下の現地試験におけるでん粉歩留りはコガネセンガン並かやや高い。耐肥性も高い。
(4)病害虫抵抗性
黒斑病およびサツマイモネコブセンチュウに強いほか、かいよう病およ
ミナミネグサレセンチュウに対する抵抗性はやや強から中程度、つる割れ病にはやや弱い。貯蔵性はきわめて良好である。
(5)栽培上の注意
(6)用途
多収のでんぷん原料用品種。