事業の実績と今後の予定

1.平成16年度まで

(1) いも類の生産、流通、消費に関する資料並びに情報の収集及び提供
幅広い読者層を対象とした『じゃがいもMiNi白書』及び『さつまいもMiNi白書』を編集・印刷して、会員のみならず各種のイベントやインターネット等を通じてPRし配布しました。

会員にいも類情報を提供すると共に相互の連携を図るためのニュースレターを発行しました。

じゃがいも及びさつまいもを対象に、新品種や地域在来品種等の品種の来歴、特性などを取りまとめた「品種詳説」を作成しました。(さつまいもは暫定版)

インターネットを利用した情報発信を行うため、農業情報利用研究会(JSAI)及び農業情報インターネット協議会に加入し、研究会のホームページ (JRTWeb)を設けて上記資料を掲載するとともに、じゃがいも及びさつまいものメーリングリストを開設して情報交換を進めました。

JRTWeb に質問箱を設けて問合せに回答し、頻度の高いものについてはQ&Aとしてとりまとめました。また、 じゃがいもの本箱(書籍情報)やさつまいも資料館長日記などを掲載するとともにリンク集を作成するなど、 JRTWeb のコンテンツを充実させてきました。

平成12年には研究会独自のサーバー・システムを構築し、情報発信の機能強化等に取り組みました。同時に英語版の「さつまいもMiNi白書」を掲載しました。

(2) いも類に関する研究会等の開催及び支援
平成8年度には、マイクロチューバーを利用したじゃがいもの種いも増殖技術について、北海道栗山町で現地検討会を開催しました。

平成9年度以降は、全国農業協同組合連合会が開催する新品種の講演・試食会の開催並びにサンプル提供事業等の実施にあたって研究会メンバーによる支援を行いました。また、9年度にはいも類振興会によるばれいしょ新品種の試験栽培を支援し、10年以降は研究会独自の事業として実施することにより、生産農家から一般家庭までの幅広い範囲を対象にPRに努めました。(参加者からのレポートを JRTWeb に掲載しています)

平成12年には、筑波で開催された第12回国際熱帯いも類学会シンポジウムを同学会と共催し、途上国の研究者を招へいするなどの支援を行いました。

2.今後の予定

これまでの活動を継続するとともに、 JRTWeb を中心に蓄積された情報を有効に活用して情報発振・交流を強化していきます。主な活動内容は以下のものを予定しています。
『MiNi白書シリーズ』の内容更新と拡充(英訳版を含む)

ニュースレターの発行とQ&Aの充実

じゃがいも及びさつまいもの品種詳説を始めとする JRTWeb コンテンツの充実

各種の研究会・イベントや現地調査の実施

新品種等の試験栽培(対象品種を入れ替えながら継続して実施)